大倉崇裕「蜂に魅かれた容疑者 警視庁総務部動植物管理係」「ペンギンを愛した容疑者 警視庁総務部動植物管理係」

 読み終えた本について。  小説。  大倉崇裕のドラマされたシリーズである、「警視庁総務部動植物管理係」シリーズの第二弾と第三弾。  第二弾は長編で、第三弾は連作短編集となっている。  時系列では第三弾の最後に番外編的に入っている「ヨウム編」の次が第二弾という事らしい。  非常にコメディの要素の強い本格派推理劇。トリック自体のクセの強さを堪能出来…

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七尾与史「殺しも芸の肥やし 殺戮ガール」

 読み終えた本について。  今日は七尾与史の、ある意味お得意のクライムノベル。  殺し屋と刑事の追っかけあっこ。  ひたすら、それだけ。  痛快でも、不安でもない。  平板で淡々と。  色々なトリックで殺されていく。  それで、きちんと起承転結を付けて小説にしている。  ある意味、クライムノベルの鑑。 広島ブログ

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東川篤哉「かがやき荘アラサー探偵局」「ハッピーアワーは終わらない かがやき荘西荻探偵局」

 読み終えた本について。  資産家の経営する西荻の下宿屋に住む3人のアラサー女性が探偵となる著者得意のユーモアミステリーのシリーズ物。  依頼は資産家からで、資産家の秘書が彼女らに依頼を持っていく。  要は、  「家賃を払わないなら謎を解きな」  系の話である。  トリックは比較的平凡なので、多分に3人のキャラが命ともいえるこのシリーズ…

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東川篤哉「ライオンの歌が聞こえる~平塚おんな探偵の事件簿2~」「ライオンは仔猫に夢中 ~平塚おんな探偵の事件簿3~」

 読み終えた本について。  東川篤哉のユーモアミステリのシリーズ物。  第一弾は昔読んでいて、このブログにも11月に書いている。その後、第二弾と第三弾も読んだので、その事について一言だけ。  平塚を舞台にした女性の探偵物。狂言回しの幼馴染みが女探偵で組んで事件を解決っていうバディ物。これは第一段にも書いた。  今回は猫が一匹増える。  凸凹コンビ…

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藤崎里菜写真集「blossom」

 今日も読み終えた本について。  写真集。  昨日届いたモノ。  藤崎里菜の2nd写真集。取り敢えず、非常に評判の良い1stが絶版となったばかりでプレミア価格となっていて手が出ないので、こちらから手にした。  不満の残る写真集という巷の噂。  しかし、個人的にはそう感じなかった。  普通の人の写真集だが、それを上手い具合に撮っている。そ…

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木本泉「安芸国の中世をゆく 郷土の歴史を解き明かす」

 読み終えた本について。  日本の中世史の本。  安芸国の中世を描く。  郷土史家における本。  内容は鎌倉幕府の成立から関ヶ原合戦後の毛利家処分まで。  昨今トレンドの歴史区分とは少々ずれるがそこは著者が、安芸の中世史に欠かせない毛利家の事があるので、この区分となったそうだ。  内容としては、安芸国だけの話でなく日本中世の政治氏を史を…

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阿部乃みく写真集「MIKUMIX」

 読み終えた本について。  今日も写真集。  阿部乃みく。  この子は演技が上手いね。  表情のカタログのような写真集だ。  これはこれで写真集の意義で「あり」だと思う。  かわいいだけでない。  セクシーなだけでない。  そういうの。 広島ブログ

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高杉麻里写真集「全まりすと。に告ぐ」

 読み終えた本について。  写真集。  今や引退してしまった人、高杉麻里の写真集。  とにかく、面白い表情をする人。  その印象そのままの写真集。  ただ、色々の表情が出来る人なので、この写真集は、その良い所を最大限に引き延ばしている。  そんなの。 広島ブログ

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G・パスカル・ザカリー「闘うプログラマー」

 読み終えた本について。  日経BPから刊行された上下2巻のドキュメント。  WindowsNTの開発記。  開発責任者であるデイヴィッド・カトラーの伝記でもある。  そういえば、デイヴィッド・カトラーと、マイクロソフトのOSと言えば、初代NTからVistaまでだっけ。とにかくここ最近の主要OS の開発に関与している、そういう人のマイクロソフトでの第一歩を…

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帚木蓬生「ソルハ」

 読み終えた本について。  帚木蓬生の一風変わった小説。  と言うか、子供向けだそうだ。  アフガニスタンを舞台に90年代後半から2000年代初頭のタリバン時代をたくましく生きた女の子とその家族親戚友達の話。  こう書くと冒険小説か?とも思うが、そうでは無く、どちらかというと青春小説。  内戦でタリバンがカブールを占領して数年後撤退するまでを描く…

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帚木蓬生「蝿の帝国 軍医たちの黙示録」

 読み終えた本について。  帚木蓬生の、日本軍の軍医のエピソード集シリーズの第一弾。第二弾から先に読んでいたので、どのような話が詰まっているのか大体分かった。でも、良い意味で期待は裏切られた。第二弾は、結構戦場を悲惨にのたうち回るような話が多かったが、この第一弾は話の幅が広い。  ただ、著者が基本的に冒険小説作家なので、登場人物が冒険をする話が多かった。  つまり、…

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小松左京「復活の日」

 読み終えた本について。  小松左京のSF長編。  コロナ禍の現在よく読まれているそうだ。  未知の感染症で地球上の殆どの人間が死んでしまう話だけど、最後は題名のように復活の兆しが見えて終わるので、明るい未来に向かう設定が好かれてよく読まれているのだろうね。  とにかく、そういう話。  ただ、この話から分かる事は人は道のモノの前に無力であるけど「…

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小松左京「さよならジュピター」

 読み終えた本について。  今日はSF。  1984年公開の映画のノベライズ版。  1978年公開の映画スターウォーズの空前の大ヒットを受けて東宝が「俺たちも同じ様なのを作ってやるぜ」って小松左京に打診して、それを受けた小松左京が若手のSF作家達とブレーンストーミングして生み出した原案を元に執筆したしなりを大以降を元に小説を執筆したのが本作だそうだ。  結…

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麻見和史「天空の鏡 警視庁捜査一課十一係」

 今日も読み終えた本について。  「警視庁捜査一課十一係」シリーズ第十二弾。  最新作。  身内の犯罪ネタ。  警察小説の定番に手を出す。  主人公が、その微妙な心の機微をみせる。  著者が、そこが上手いというのに気付いた。  そして、主人公の成長譚であるこのシリーズ、刑事としての確かな成長みる事が出来た。 広島ブログ

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朝日新聞社編「古代史を語る」

 読み終えた本について。  歴史の一般書。  1989年から1991年に掛けて朝日新聞で25人の史学者がリレー形式で連載した記事を書籍化したモノ。  新進気鋭の学者から大家まで様々な人が書いている。  個人的に名前を知っている学者が皆日本史の学者だったので、勝手に日本古代史の記事だと思っていたが、もっと幅広いモノだった。  アンコールワット、ケル…

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麻見和史「凪の残響 警視庁捜査一課十一係」

 読み終えた本について。  小説。  「警視庁捜査一課十一係」シリーズの第十一弾。  今回はいつもと趣向が違う。  と言うのが、いつもは犯人に好きなようにやられっぱなしなのだが、今回はしっかりと未然に防ぐ事が出来ていて、いつもいつも好きなように犯人にされてばっかりだといけないだろうと引っ掛かっていったところなので、これはこれでチームの成長をみた。 …

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門脇禎二「飛鳥 その古代史と風土」

 今日も読み終えた本について。  今日は歴史の一般書。  門脇禎二の飛鳥本。  飛鳥が歴史の表舞台だった時代をコンパクトに一冊に纏めた本だが、どちらかというと前半は、その飛鳥に添い寝した蘇我一族の栄達を描く、後半は日本という国家の出来上がる過程の前半部分を描く。  それが、上手く描かれている。  そして、日本史学の大家という事もあって、非常にここ…

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麻見和史「鷹の砦 警視庁捜査一課十一係」

 読み終えた本について。  「警視庁捜査一課十一係」シリーズ第十弾。  めまぐるしい展開の全てがある一点の事のためという、ミステリーではありがちだけど、それをきちっと書き切っているのが凄い。  そして、今回は主人公の上司の過去と、自分達の評判について。  でも、ちょっと非現実的だけど、それくらいの方が小説としては面白いという事を思い知らせてくれた作品だった…

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麻見和史「奈落の偶像 警視庁捜査一課十一係」

 今日も読み終えた本について。  小説。 「警視庁捜査一課十一係」シリーズの第九弾。  殺人事件の起き方がある意味パターン化してきた。いつも同じ様。  今回は主人公が女性としてと職業人としての二面性を上手く使い分けた話になっている。  基本的にこの小説は警察小説で有、推理小説なのだが、それよりも大前提として主人公の成長譚としての性格がある。 …

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麻見和史「雨色の仔羊 警視庁捜査一課十一係」

 読み終えた本について。  今日も小説。  「捜査一課十一係」シリーズの第八弾。  今回は警察小説としてはあり得ない展開で、どちらかというとサスペンス要素多めといった趣だった。  これを持って、主人公の成長と捉えるのかどうか、判断に困ったが、話としては手に汗握る展開で楽しく読めた。 広島ブログ

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麻見和史「蝶の力学 警視庁捜査一課十一係」

 今日も読み終えた本について。  今日は小説。  麻見和史の警視庁捜査一課十一係シリーズ第六弾。  ドラマ第三弾の原作だが、ドラマは観ていない。  これシリーズ物で、同じパターンで書き続ける事を表面的には拒否しているので、毎回手を変え品を変えしてくるのだけれども、今回も事件的にはワンパターンなモノの、人の動きは結構新鮮に観る事が出来て。十一係がチームとして…

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一橋文哉「闇に消えた怪人 グリコ・森永事件の真相」

 今日も読み終えた本について。  今日はルポタージュ。  グリコ・森永事件のルポタージュ。  1996年に上梓された。  まだ、時効を迎えたばかりの頃の作品だから、奥歯に物が挟まったような言い方しか出来てないし、著者が警察の内部資料を精査し、様々な人物に取材に当たった総合的な結果を書いているが、書けない事が多数有るようで、面白いし、事件の核心を突いては居る…

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徳江かな写真集「かなでうた」

 今日も読み終えた本について。  写真集。  今回は徳江かなの2nd。  前作より過激かな。  でも、体格良い体付きが上手く活かされているのか、とにかくグラビア映えする。  そこが勝利の良作。 広島ブログ

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かなで自由写真集「みゅうみゅう日記」

 今日も読み終えた本について。  写真集。  今回は、かなで自由だ。  なんていうか、味わい深い感じ。  段々と良くなる構成になってる。  良作だ。  割と、肩の力を抜いて眺める事が出来る。 広島ブログ

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神宮寺ナオ写真集「Muse」

 今日も読み終えた本について。  写真集。  神宮寺ナオの。  なんか、最近の格好良いイメージの写真集となっている。そもそも、元々、かわいらしい人ではあったのだけど、背伸びしたここ最近でイメージが追っついたような写真集になっている。  と言うか、この写真集で一番一番しっくりくるイメージは、「頽廃感」だ。 広島ブログ

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高山文彦「どん底 部落差別自作自演事件」

 今日も読み終えた本について。  今回は事件ルポ。  内容的には、部落解放同盟員が自らに差別ハガキを送るという自作自演事件があったのだけど、それを追ったモノ。  結局、この本の内容が示唆するモノは「人に言葉は届くのか」という事。  事件なので犯人は居るのだけど、その犯人が行った事は部落解放同盟の運動に水を差すモノ。なので、それは取りも直さず、運動自体の今後…

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麻見和史「女神の骨格 警視庁捜査一課十一係」

 今日も読み終えた本について。  「警視庁捜査一課十一係」シリーズの第六弾。  シリーズ物はパターン化するのが常道だが、この作品は変化球で少しずつ変えてきている。  ただ、別の視点でパターン化した部分もあるが・・・・・・。  ただ今回は新本格派だ。  読者への挑戦付きだし・・・・・・。 広島ブログ

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司馬遼太郎「竜馬がゆく」

 今日も読み終えた本について。  司馬遼太郎の大河小説全5巻を半年掛けて読み終えた。  幕末の人の一人である坂本龍馬をモデルにした坂本竜馬の半生を描いている。  竜馬さん結構スーパーマン。  みんなに好かれている。だから反面的も追い。徳が高いのか、人望が熱い。だから、色々ミッションはひたすら成功。これ読んじゃったら、「凄い人がいたもんだ」ってなっちゃうよね…

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手塚治虫「手塚治虫アーリーワークス」

 今日は読み終えた本について。  ついこの間注文して届いた品。  結構高価な本。  そう、高価な本は手塚治虫には多いのだ。  それは良いとして、この本の中には2冊に分かれている。新聞連載作品を集めた本と、初期未発表SF作「ロマンス島」の2作構成の約500頁の作品となっている。  「ロマンス島」は一部欠落があるモノの、」ストーリーは分かるので発表に…

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小島寛之「完全版 天才ガロアの発想力」

 今日も読み終えた本について。  今日は数学の本。  著者によると中学生でも読み解けるように書いたとのこと。  因みにガロア理論の入門書だ。  有名な「5次以上の方程式に解の公式はない」というやつの証明をこの本1冊使って行っている。  ただ、ガロアの理論を身につけるためには体と群のことを知らなければならないので、まずは体の入門から。続いて群の入門…

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