横関大「ルパンの絆」

 読み終えた本について。  今日から映画版が公開となった「ルパンの娘」の原作シリーズの発売したばかりの最新作にして最終作。  映画とは違うらしい。  映画は明後日観るので、それはそれで良い。  しかし、相変わらず、巻き込まれたり、攫われたり、裏切ったり、裏切られたり、忙しい登場人物達。  まぁ、特殊設定のサスペンスのため、どうしても「この」傾向が…

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七尾与史「偶然屋2 闇に揺れるツインテール」

 読み終えた本について。  偶然を演出する仕事の「偶然屋」を舞台にしたサスペンシリーズの第二弾。  なんか、悪の組織との戦いみたいな話になってしまったのだけど、それがより強調されて、なんか、ギャング小説みたいになっている。  その手が好きな人には溜まらないだろうけど、政治的背景が分からないので、物足りない部分もある。  個人的には、好き。 広島ブログ

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似鳥鶏「推理大戦」

 読み終えた本について。  似鳥鶏の作品。  彼の事だから、一風変わった作品である事は確かし。  帯の惹句だけ読むと、古典的ハードボイルドの某名作に挑戦するのではと思ったが、違っていた。  それよりももっとヒーロー物ぽかった。  複数主人公のミステリーでは珍しい形。 広島ブログ

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沢口愛華「1st DVD&PHOTOBOOK またたき。」

 読み終えた本について。  良いのさ。  モデルの良さは分かっている。  でも、違和感があった  今回は、そういった類い。  全体の一部だったら「色々な事があるんだね」で終わっていた。  そうじゃぁ無かったからね。  ただ、写真は素晴らしい。  被写体も素晴らしい。  だからこそ、画竜点睛というヤツをどうし…

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わちみなみ2nd写真集「WM」

 読み終えた本について。  攻めた内容で、グラビアアイドルの写真集としては非常に良いが、1st写真集にあった「良さ」はスポイルされてしまったようだ。  それは、被写体の回の毛が伸びた事。  気が付いた部分はこれ。  「コレジャナイ」  感が凄い。   広島ブログ

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小田飛鳥写真集「天女のしずく」

 読み終えた本について。  今回は写真集。  小田飛鳥の4th。  この本で、一番印象に残ったのは笑顔。  写真集としては、巷で云われている、構図が平凡だとか、白黒多過ぎだとか、確かに感じるが、それでも、とびきりの笑顔を余すところなく写しきっている。ここに百点を挙げたい。  特に、今回は印象深い笑顔が多い。  笑顔が良く伝わるので、個人…

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麻見和史「茨の墓標 警視庁文書捜査官」

 読み終えた本について。  警視庁文書捜査官シリーズ第八弾。  今回は、殺人事件の捜査に戻る。  文書の解読にいつものように呼ばれる主人公ご一行だけど、今回は中々解けず、逆に捜査一課などの捜査の方が先先進んだので、最後の最後周りに促されるように、解いて、それが最後のピースとなって、事件の全体像が明るみに出た。そんな話だ。  ただ、今回は、解読する文書の全貌…

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川瀬七緒「紅のアンデッド 法医昆虫学捜査官」

 読み終えた本について。  法医昆虫学捜査官シリーズの第六弾。  今回は、虫の利用価値にについての蘊蓄が心に残る。  今回の最大の特徴は、警察組織に主人公が取り込まれた事。  今までは非常勤だったのである程度自由があったが、正式に内部に入ると自由度が下がるという現実的な話になる。  それはよいのだけど、それで結局のところ、その他のプロと今回は一緒…

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初瀬礼「警察庁特命捜査官 水野乃亜 モールハンター」

 読み終えた本について。  「警察庁特命捜査官 水野乃亜」シリーズ第二弾。  前作から今作の執筆の間にコロナ禍が始まった事によって、急遽アフターコロナ期に舞台が設定されたのは、今時分ならではだ。  内容的には題名から分かるとおり、内通者捜しの話。  今回も主人公は、大きなプロジェクトを行うための先遣隊となるが、それは、内通者捜しとは関係が薄かったりする。 …

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大倉崇裕「ゾウに魅かれた容疑者 警視庁いきもの係」

 読み終えた本について。  警視庁いきもの係の第六弾。  今回は長編。  名前の法則によると「~を愛した容疑者」は短編集で、「~に魅かれた容疑者」は長編のようだ。  それは良いとして。  今回は異色作。警察小説である事には変わりないが、冒険小説でもある。  ラオスを舞台に、主人公達が大暴れする。  言葉遊びも、良い意味でエスカ…

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麻見和史「銀翼の死角 警視庁文書捜査官」

 読み終えた本について。  警視庁文書捜査官シリーズ第七弾。  警察小説で長寿のシリーズとなったら、必ずと行っても良いほど出てくるハイジャックモノ・・・・・・。  そんな事はない。  最近はハイジャックなって起きないし、そもそもハイジャック自体が警察小説として扱うには大きすぎるので、滅多にない。  正直な話、よくこのネタぶっ込んできたなという…

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川瀬七緒「潮騒のアニマ」

 読み終えた本について。  法医昆虫学捜査官シリーズの第五弾。  今度は、伊豆諸島の離島で見つかったミイラについてのこと。  取り敢えず、自殺か殺人かも置いておかれるし、そもそも通常ミイラ化するよりも随分短期間の時間しか無かっ他のでその問題もある。  それらをひっくるめて、法医昆虫学で解き明かす。  そんな話。  いつものように、主人公…

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横関大「ルパンの星」

 読み終えた本について。  ルパンの娘シリーズ第四弾。  来月にはシリーズ最終作と映画の公開が待つ。  そんな中、ラス前のこの作品を読む。  今回は、名刑事コンビが完全犯罪をギリギリのところで暴き出す二時間ドラマ的ミステリーと、二つの家族の間でのゴタゴタをホームドラマ的に描くライトなサスペンスの重層構造になっている。  どちらも捨てがたい本筋で、…

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初瀬礼「警察庁特命捜査官 水野乃亜 ホークアイ」

 読み終えた本につて。  AIによる顔識別システムで、見あたり捜査は変わるかという事をテーマにして警察小説。  無差別テロで近しい人間を失う事となった、主人公の奮闘を描きながら上記のテーマを昇華してゆく。  テレビ局勤務のミステリー作家という、なんともいえない経歴らしい、裏に張り巡らされた陰謀というのが、なんともいえないくらい物語を分厚くしている。  主人…

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大倉崇裕「アロワナを愛した容疑者」

 読み終えた本について。  「警視庁総務部動植物管理係」シリーズ第六弾というか、「警視庁いきもの係」の第六弾。  今回は短編集。  3編の物語を収録。  今回は、タカ、アロワナ、ラン。  動植物管理係の名前が発揮されるラインナップだ。  相変わらず、彼女たちが事件被害者又は被疑者の飼っている動植物の世話をしにくるのだけど、そこに潜む幽か…

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麻見和史「愚者の檻」

 読み終えた本について。  警視庁文書捜査官シリーズ第六弾。  連続殺人の影に潜む悲しい真実という、二時間ドラマ的な内容の話ではあるが、しっかりと対症業界の事が書かれているので、非常に読み応えのある良作のミステリー。  今回は印刷業界。  しかも、アナログからデジタルへの転換時期の狭間の話。  ここが舞台。 広島ブログ

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川瀬七緒「メビウスの守護者 法医昆虫学捜査官」

 読み終えた本について。  法医昆虫学捜査官シリーズの第四弾。  今回は、結局途中まで。  結末がハッキリしない。  「サァ、これからだ」  ってとこで終わる。  そういった作品。  本当に悪いやつは誰なのか。  そう言う、ミステリーによくある勧善懲悪モノでないもの。そういったところ・・・・・・。  でも、…

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横関大「ホームズの娘」

 読み終えた本について。  ルパンの娘シリーズ第三弾。  題名の通り、今回は、探偵一家の娘が主人公・・・・・・、というか、ミステリーの探偵役として覚醒する話。  違うか・・・・・・。  ロミオとジュリエットごっこする話。  家同士の話には必ず、あるこの手。  ちゃんと、この話もありました。  という事。  ドラマとは…

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麻見和史「影の斜塔 警視庁文書捜査官」

 読み終えた本について。  警視庁文書捜査官シリーズ第五弾。  今回は、警察小説ではよくある内ゲバモノ。  そこに、どう絡んでくるかという事と、班の生き残りをかけたあの手この手を愉しむ本となっている。  でも、最初は上司の無茶振りから始まる。この辺から大いなる伏線が張ってあるので結構ビックリ。  そんな感じの内容だ。  最終的にどうなっ…

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川瀬七緒「水底の棘 法医昆虫学捜査官」

 読み終えた本について。  法医昆虫学捜査官シリーズの第三弾。  今回は異色作。  普通、ミステリーはハッキリした事件が起きてその謎に主人公が挑むモノだけど、この作品は、意見かどうかすら終盤まで不明なモノ。  だから、不穏な空気をずっと引き摺るサスペンス調だ。  その中で終始躁状態の赤堀先生がオアシスとなっている。  で、そんな話だった…

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横関大「ルパンの帰還」

 読み終えた本について。  ルパンの娘シリーズ第二弾。  この第二弾から、第三の家族である探偵一家が登場する。  そして、もう一人の主人公ともいうべき、天才探偵北条美雲が。  そして、この巻では題名のとおり、最後に大きな仕掛けがある。  そこまでは、割と普通のサスペンスだ。  そして時間に続くという。  拉致事件あり、殺人事件…

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麻見和史「灰の轍 警視庁文書捜査官」

 読み終えた本について。  警視庁文書捜査官シリーズ第四弾。  ドラマの原作になっている話。シーズン2の第一話に当たる橋の原作だけど、殆ど別物なので、新鮮に読める。  こちらは、新たに班員が増え(臨時だけど)、単に文書を読んで、そこに隠されたメッセージを解き明かし事件に解決に役立てるのだけでなく、様々なテクノロジーに対応できるようになった。  事件自体は、…

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柳瀬さき写真集「乳神」

 読み終えた本について。  柳瀬さきの写真集。  そういえば、初めて手にした。  柳瀬早紀時代に良い感じでバラエティとかに出ていたので、知ってる人ではあったのだけど・・・・・。  今回、数年のインターバルを経て復活して、写真集を出したので、買ってみた。  これは良い。  確かに、裸の写真集としては中途半端である。が、彼女の身体の特長を活…

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川瀬七緒「シンクロニシティ 法医昆虫学捜査官」

 読み終えた本について。  「法医昆虫学捜査官」シリーズの第二弾。  日本ではまだマイナーな法医学の一分野を扱ったミステリー。  第一弾は、この学問の基本事項である蠅の発育を上手く取り入れたミステリーに仕立て上げたが、今回はもう一つの基本である、死体に付いた虫の生育分布も扱う。こいつらを上手く溶け込ませて、犯人を割り出す。  そういう話。  今回…

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横関大「ルパンの娘」

 読み終えた本について。  著者の人気シリーズの第一弾。  ドラマ化もされた。  荒唐無稽でかなりコミカルなドラマに仕立ててあったので、面白かったが、勝手に、原作の設定だけ貰って、ドラマはオリジナルだろう。  なんて思っていた。  読み終えてビックリ。  結構、原作に忠実に作っていた。  原作の筋は変えずに、10話の連続ドラマ…

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海堂尊「医学のひよこ」「医学のつばさ」

 読み終えた本について。  今年の5月と6月に相次いで刊行された2部作。  正確には、13年前の「医学のたまご」と同じ登場人物達の話なので3部作ともいえる。  今回は一応医療サスペンスというのにカテゴライズされる話だとは思うが、一応子供向けの冒険小説となっている。まぁ、それも分からないでもない。  話の筋が結構荒唐無稽だからだ。  「医学のつば」…

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横関大「チェインギャングは忘れない」

 読み終えた本について。  著者の別作品の登場人物が出てくる作品という事で読んだ。  好きな人を守るために・・・  という内容のクライムサスペンス。  読者に対する挑戦的な内容のミステリーと捉えることもできる。  まぁ、なんというか、格好の良すぎるラストになったことにより、かなり荒唐無稽さが増し、エンタメ小説としてのレベルは高くなっていると感じる…

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東川篤哉「野球が好きすぎて」

 読み終えた本について。  東川篤哉の最新刊。  彼がファンだと公言している広島カープをネタにした連作短編。  カープだけではない。  2016年から2020年までの1年に一回、事件が起きて物語が始まるのだが、そこには必ずプロ野球界のその年の有名事件が重要な鍵となっている。  年一で書いたモノを集めた短編なので、鮮度はないが、野球好きが読むと「ニ…

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麻見和史「永久囚人 警視庁文書捜査官」

 読み終えた本について。  「警視庁文書捜査官」シリーズ第二弾。  ドラマの原作ではない話。  3人目の仲間ができる。  体育会系の女子。  これによって、主人公が文章の解析に専念できるようにしたのだけど、結局、足で稼いで事件が解決となって、文書の解析が物語の鍵にならなかった。  だけど、軽快な警察小説としては優秀だし、様々な文書が出て…

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