山口真帆1st写真集「present」

 今日も読み終えた本について。  山口真帆の、ここの心ずっと渦中の人の写真集第一弾。  アイドルグループを辞めて、女優として食っていこうと最初に挑んだ作品がこの写真集。なので「それっぽい気負い」がきちんと感じられる作品だ。  ただ、直前までアイドルだったのに、「それっぽさ」がないというのは少し残念に感じる。  なので、間を取って、女優として「アイドルを…

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Newtonライト『微積のきほん』 (ニュートンムック)

 今日も読み終えた本について。  今回は科学雑誌ニュートンの別冊。  初学者向けのムックといった内容だが、同様の微積を扱ったムックのサブセット版だそうだ。  特徴は読み物ということ。  微積がどのように発展してきたか、特に物理との添い寝を描く。  こういう、本にありがちな数式を省くような事をしていないのも、ちゃんとしっかり理解させようという編集側…

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鳥飼否宇「妄想女刑事」

 今日も読み終えた本について。  某有名ドラマのノベライズで名を馳せた著者(ただし別名義)によるオリジナル作。  妄想しっぱなしの刑事が主人公で、それで事件をなんてアイデア勝負な作品。  内容的にはお手軽なライトミステリ。というか、力技でゴー。  これが、また良い。この小説には似合っている。  ただ、これで完結しちゃってるので、シリーズ化して欲し…

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林屋辰三郎 小葉田淳 村山修一「新修 京大日本史 Ⅲ 中世の日本」

 読み終えた本について。  京大に所縁有る学者による、日本史の叢書全6巻の3巻目。  ここでは、所謂、鎌倉時代と室町時代が3編の論文によって語られている。  江戸時代は除いているので、所謂武士の時代の前半部分を「中世」として扱っている。  昭和26年の本だが、中世の始まり=武士の台頭と位置付け、そのエポックメイキングとして院政を取り上げるなど、現在の論に近…

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帚木蓬生「空山」

 読み終えた本から。  著者の20世紀末に書かれたシリーズ物の2作目。  これは、環境問題を告発する小説だが、現実が追いつてない様があり、読後惨憺たる想いをするのはよくある事だ。この著者の作品では。  この作品は著者の他の作品とも通じる部分があり、マンパワーの強大さをしっかりと描いているところが主眼だ。  まぁ、結局の所、逆説的に、行動すれば叶うという事だ…

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宇田川幸大「考証 東京裁判: 戦争と戦後を読み解く」

 読み終えた本について。  今回は、東京裁判についての本。  これは、近代史の一般書のつもりで買ったのだが、少々偏りのある東京裁判のルポタージュといった趣の本だった。  「何が裁かれ、何が裁かれなかった」のかを精査していく作業は、今もって総括がなされていないこの裁判について必要な事だろうと思うし、それを行いわかりやすい形で提示した著者の努力には頭が下がる。 …

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誉田哲也「ストロベリーナイト」

 読み終えた本について。  誉田哲也の姫川玲子シリーズの第一作。  たまたまドラマやってた時に読みたくなったという事。  これ、内容的には本格派推理劇の警察小説だけど、キャラのたちが良すぎるので、ライトミステリとしてもかなり優秀という事が分かってしまった。  だから、シリーズ化する気持ちも分からなくはなかった。  これか更にシリーズを読んでみたく…

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赤松俊秀 柴田實「新修 京大日本史 Ⅱ 古代国家の展開」

 今日は読み終えた本について。  全6巻の日本の歴史叢書の第2巻。  今回は大化の改新から院政期まで。  2人の学者がそれぞれ、「政治・経済・社会」と「思想・文化」に分けて書いてある。  昭和26年の物にしては時系列に出来事を追わないテーマ別の内容。  最近のでは当たり前なんだけど。  後面白いのは、本来なら戦前の教育を否定する事から始…

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似鳥鶏「ダチョウは軽車両に該当します」

 今日も読んだ本について。  今日は似鳥鶏の動物園シリーズ第二弾。  前作は人が死ななかったが今回は・・・・・・。  これくらいは書いて良いと思う。  で、今回も主人公が酷い目に遭うし、巨大な事が起きる。要は大風呂敷を広げすぎるのだ。  それが上手くいってスピーディーな話になっていたと思う。  そして、今回の特徴としてはダチョウの蘊蓄が…

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ジャン=バティスト・マレ「トマト缶の黒い真実」

 今日も読み終えた本について。  今回は私が読む本としては珍しい食品のルポタージュ。  著者が目を付けたのは加工食品としては世界中で割と消費量の多いトマト加工食品について。  トマトの加工の歴史、それは取りも直さず、トマト加工業者の歴史、それを紐解き、現状おおくの原材料の供給国となっている中国の現状を解き明かす。  そして、トマト加工の現状を訴えるだけでな…

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似鳥鶏「午後からはワニ日和」

 今日も読み終えた本について。  似鳥鶏の動物園の飼育員シリーズ第一弾。  またこの本では動物に関する蘊蓄が溜まる。  さてさて、この話は動物園の飼育員が事件に巻き込まれて死にそうな思いをしながら事件が解決していくという、似鳥鶏らしいストーリー。  この話は典型的なライトミステリーとみるのが正解かな。  サスペンス調なので肩の力を抜いて読むのは難…

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三品彰英・国文直一・笠井倭人・横田健一「新修 京大日本史 Ⅰ 日本のあけぼの」

 今日も読んだ本について。  昨夏に買った日本史の叢書全6巻の内の第1巻。  ここでは4人の歴史学者が日本の古代史に関して論文を書いている。  特徴は一つ。  日本の「民族」とは何かという事を解き明かそうとしている。  この書き振りは中々ない。歴史だけでなく、生物学からのアプローチもあっての事なので。  因みに、三品彰英による、前書きと…

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似鳥鶏「育休刑事」

 今日も読み終えた本について。  今回は似鳥鶏の一風変わった推理モノの連作短編。  著者の子育て子育て経験に基づく、妙にリアルな子育てアルアル本・・・・・・。では無く、そういう要素が大半な本格派推理劇。  男性の育休がテーマなのだが、なぜ彼が育休を取ったのかはすぐに察しが付く。  というか、こういう事がエンターテインメント小説のテーマになる事自体が今現在日…

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七尾与史「ドS刑事 井の中の蛙大海を知らず殺人事件」

 今日も読み終えた本について。  今日は、七尾与史の「ドS刑事」シリーズの第六弾。  ここに来て普通の話となった。  いつもなら主人公の趣味が、Sどころの騒ぎでないくらいな設定なのに、今回はそういったことが抑えられて、普通の豪華客船を舞台にした本格推理劇となっている。  きっちりキャラが立った作品なだけに、そのギャップが見事だと感じた。  しかも…

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青山透子「日航123便墜落 遺物は真相を語る」

 読み終えた本について。  今日は青山透子の日航123便墜落のルポタージュ第三弾。  今回は題名の通り「遺物」の検証に焦点を当てている。  で、科学的実証をひたすら試みようとしている。  ただ、そうはいっても、前作と前々作にも有った事だけど、「なぜ疑問点が多いこの問題が再調査又は疑問解消への努力がされないのか」という、至極単純な事である。  この…

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青山透子「日航123便墜落の新事実 目撃証言から真相に迫る」

 寝落ちのためこの時間の記事アップ。  今回は読んだ本について。  本は元日航CAによる、日航の立場に立ったルポタージュ。  正確には、・・・・・・ではない。  多くの仲間を失った悲しみを基底として、真の事故原因を探ろうとした本。  題名の通り、ここでは目撃証言等から現在正式な事故原因とされているものとの矛盾を示し、新たな原因を示している。 …

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帚木蓬生「アフリカの瞳」

 今日も読み終えた本について。  今日は帚木蓬生の医療サスペンス。多作他ジャンルな著者のもっとも得意分野の作品だ。  今回は南アフリカを舞台にHIV医療の問題点を突く作品となっていえる。  この作品は2003年の作品だが、この物語で「現状」として語られている事が実は現在も余り変わっていないという事に愕然とした。  物語の中では期待を込めて「10~20年後に…

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來本雅之=編 小沢健志「レンズが撮らえた 幕末日本の城 永久保存版」

 今日も読み終えた本について。  今日は盆休みに買って読んだ本だ。  城の写真集。  しかも、最新のモノではなく、題名の通り昔の写真。  しかし、看板に偽りありで幕末の写真よりも殆どは明治初年のもの。中には大正昭和のモノも。  廃城令で明治年間に多くの城は民間に払い下げられたり破却になったりしているので、明治初年に壊される前の貴重な写真があるとい…

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大久保桜子写真集「SAKURAKO」

 今日も先月の写真集2冊の内1冊について。  今回は大久保桜子。  注目していた女優の写真集ではあった。  ではあったが、なんだろう。  色々な表情とかあって、若手の女優の写真集につき将来の有望な感覚を得た。  そもそも、若さを前面に出した作品なので、ほぼ水着の写真集なのは正解だろうと思う。写真映えしてるし。 広島ブログ

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小島梨里杏写真集「半透明」

 さて、今日から少し溜まった本のネタ。  今日明日とは写真集についてだ。  7月に2冊買った写真集の内の1冊で若手女優小島梨里杏の写真集。  この人には昔観たドラマで存在を知って注目していた。その後、件のドラマの少し前に撮られた映画を観て、余計注目するようになった。  で、今回写真集が発売されたという事で買ってみた。読んでみた。  若手アイドルの…

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青山透子「日航123便墜落 疑惑のはじまり: 天空の星たちへ」

 今日も読み終えた本について。  青山透子の日航機事故のルポタージュ。  日航の関係者である著者の日航の立場からの本と思い買ってみた。  著者の先輩も亡くなった人がいたりで、著者の新人の頃の思い出から、始まって、後はストレートに日航側からの事故を綴る。  そして、だからこそなんだろうけど、正式な発表された事故原因を信じようとしたい。  そして著者…

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横山秀夫「64」

 読み終えた本について。  横山秀夫のロクヨン。  久し振りに社会派ミステリーを読む。  ここの所本格派ばかりだったから。  で、この作品は映画から入った。  映画は比較的ラストを除いては割と原作通りだと気付いた。  なので、また映画を観てみたい。Amazonプライム・ビデオにあるので。 広島ブログ

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東川篤哉「探偵部への挑戦状 放課後はミステリーとともに2」

 読み終えた本について。  東川篤哉の鯉ヶ窪学園探偵部シリーズ四弾。というより、番外編、というより、前の短編の続きなので「こちらが本編ともいえる」の第二弾。  前に続いて、シリーズの真の主人公ともいえるこの連作短編の主人公によるライトミステリ。  丁度時を同じくして「謎解きはディナーのあとで」シリーズが書かれていた時期なので、印象はよく似たライトミステリーに仕上がっ…

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東川篤哉「放課後はミステリーとともに」

 先週読み終えていた本について。  東川篤哉の鯉ヶ窪学園探偵部シリーズ第三弾。  前2作の長編とは別の主人公による連作短編。  長編より前に書き始められているので、どうやら、このシリーズの最初がこの連作短編のようだ。  そして、この短編集は2005年か2010年までの5年間なので、段々著者が自分の世界を作っていく様子が手に取るように分かる作品となっている。…

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坂本勝[監修]「図説 地図とあらすじでわかる!古事記と日本書紀」

 今日は本を読み終えたので、それについて。  古事記と日本書紀のあらすじの紹介書。  これは、違った期待をしていた。  単なるあらすじ書きでは無く、それを基にした日本史の古代分野における文献史学の入門書だと期待していた。  でも、入門書は入門書でもあらすじを知って、本格的に「古事記」や「日本書紀」をこの先読んでいく人の為の本だった。  そういう意…

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渡辺由架「永遠の時間」

 昨日はさっさと寝てしまった為に、この時間の記事公開。  で、内容は先日買った本について。  写真集だ。  渡辺由架と書いても、「ピンと」来る人は少ないだろう。結構有名人ではあるけど、それは狭い世界での話。引退して四半世紀くらいの人なのでなおさらだろう。  さて、その人の2冊目の写真集である「永遠の時間」だ。  彼女は全部で6冊の写真集を出してい…

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東川篤哉「殺意は必ず三度ある」

 読み終えた本について。  今回は東川篤哉の鯉ヶ窪学園探偵部シリーズ第二長編。  今回は野球を知ってると二倍も三倍も楽しい本格的推理小説。  赤川次郎ばりの学園ミステリーではあるモノの、割と内容はヘビーという、なんというか、そのアンバランスさが面白い。  で、ちゃんと新本格派たる所以のキーポイントが抑えられた小説で、本格推理のファンにこそ読んでもらいたい小…

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東川篤哉「学ばない探偵たちの学園」

 この記事を書きながら寝てしまっていたので、この時間だ。  という事で、今日は読んだ本から。  東川篤哉の鯉ヶ窪学園探偵部シリーズ第一弾。もう15年弱前の作品だ。  この頃の著者の語り口は今と変わらなくても、新本格派の末席に身を置いているという自覚が「そう」させているのかアクロバティックな展開とトリックを「これでもか」と使ってきている作品になっている。  …

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半藤一利「昭和史1926-1945」

 読み終えた本について。  半藤一利が出版社の社員向けに全15回でかったったないようを書き起こした本。昭和初年から日本の降伏までを描く。  内容的には、当時の政府や軍部に対して一貫して批判的な立場の著者なのだけど、ただただ、一方的な批判だけで無く、世界情勢の中の日本という視点で語っているので、他の国のずる賢さなども指摘している。  で、読み取れたのは、一番抜け目ない…

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東川篤哉「もう誘拐なんてしない」

 今日は読み終えた本について。  東川篤哉のユーモアミステリー。  この作品の書き方は著者が赤川次郎の強い影響下になる事がよく分かるものだった。  しかしながら、トリック等はしっかりしているので「さすが本格派に属する作家」と思わせてくれた。  これの特徴は下関ローカルという事。  下関をよく知る人が読むと倍面白いと思う。 広島ブログ

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