2007/05/20に買ったCDについて、その5。

 昨日の日記の続き。

 先週の日曜日に買ったCDを今日やっと聴き終えた。
 3つ連続で聞いたが、これで終わりだ。もう次の注文しているCDが届くので(当然明日も買いに行く)、丁度良いタイミングで聞き終わったということになる。

 最終の初めはチャイコフスキーから。

 デュトワ指揮モントリオール響演奏による「白鳥の湖」だが、これは中々面白い。一言で言うならアメリカンマーチングスタイルの「白鳥の湖」だ。
 今回買ったCDのライナーを読んで初めて知ったのだが、デュトワは若い頃、ウィーン国立歌劇場管でふぁりゃの「三角帽子」を振って、その当時そこの主だったカラヤンにやたら気に入られ、同オケのバレエ音楽専属指揮者を打診されたことがあるそうだ。
 それをまるで裏付けるかの如く華麗でダイナミックな演奏を繰り広げている。しかし、それはロシア音楽、チャイコフスキーの・・・・・・として聴くと、少し違う。
 最初にも書いたようにやはり北米的なのだ。特に金管の味わいが違う。そこがマーチングバンド風に聞こえる所以だと思う。
 でもね、これはこれで面白い。ロシアにあってフランス的な佇まいを見せるチャイコフスキーを、カナダにあってフランス風の佇まいを見せるデュトワとモントリオールのコンビが演奏するという事が奇妙な一致点として聞こえる。

 次は、ボニング指揮ナショナル・フィル演奏による「眠りの森の美女」だ。このCDは3枚組となる。まぁ、遅めの演奏なので、少し2枚でははみ出してしまうようだ。
 さて、この曲だが、チャイコフスキーのバレエ音楽の中では最もシンフォニックなもので、その交響楽的な迫力のあるアンサンブルも聞き物なんだけど、この演奏は当にその欲望を満たしてくれる。
 今回買ったボニング物と印象は同じだが、この作品についてはプラスに作用している。特に第3幕のオープニングの堂々とした鳴りっぷりには心が躍った。
 この「眠りの森の美女」は、アンセルメ、ドラティ、スヴェトラーノフと全曲版は持っている。抜粋や組曲でならストコフスキーやモントゥもある。因みに個人的に一番欲しいモノは、ロジェストヴェンスキーのだったりする。このことからも分かるようにボニングのメリハリのある演奏はツボなのだ。本当に楽しんだね。

 最後は、ドラティ指揮ウィーン・フィル演奏によるJ.シュトラウス2世「卒業記念舞踏会」だ。これは、ウィンナワルツを組み合わせてバレエ音楽にしたような印象を受ける作品だが、そこはさすがリズム感の鋭いドラティ。ウィーン・フィルの分厚いサウンドをうまく消化している。こういうのは個人的に好きだねぇ。派手になることはなく、どちらかというと地味だが、そこに深い味わいがでる。そんな演奏だ。
 おまけに入っているボスコフスキー指揮ウィーン・フィル演奏によるウェーバーの「舞踏への勧誘」について一言。これがつまんない。というか、薄い。サウンド自体が。可もなく不可もなしなんだけど、この曲は同じウィーン・フィルでクナッパーツブッシュ指揮の物を聴いているから余計そう感じる。

広島ブログ

"2007/05/20に買ったCDについて、その5。"へのコメントを書く

お名前:
ホームページアドレス:
コメント: