辻真先「たかが殺人じゃないか 昭和24年の推理小説」

 読み終えた本について。


 著者の昭和シリーズ第二弾。


 第一弾の昭和12年に続く。


 12年後だ。


 敗戦という大きな転機を超えて、転換した価値観というモノが大きなテーマとして横たわった小説。


 探偵役は第一弾と同じだが、今回は主人公が別にいるので、乞われて推理をするだけしか登場の場がない。という事で、これは古き良き安楽椅子探偵物の典型パターンとも言える。


 そして、個人的には最後の最後、この作品の題名の意味を知った時にこの作品の奥行きの深さを知った。


 何よりも、「たかが」と言った者の気持ちも伝わってきたし、聴いてしまった方の心の葛藤も分かる。


 まぁ、そんな状況でも、こんな言葉が出てくるようでは,その後犯罪行為があるのは、分かるよなぁ。


 ・・・・・・。


 そんな小説。

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