ジェームズ・A・コールマン「相対性理論の世界―はじめて学ぶ人のために」

 読み終えた本について。


 講談社の技術系新書「ブルーバックス」に納められた相対性理論の入門書。


 1966年に出版されたが、この頃といえば、漸く相対性理論が実験や観測によって美しい数式による理論だけでなく、実証がほぼ終わって更に反証の材料も出てきだした頃。そんな時期に、相対性理論の全体像を俯瞰的に見ることが出来る入門書として生まれた。


 ある意味画期の作品。


 中身は最新の入門書と大差ない。


 この頃に、ある意味、相対性理論の入門書の書き方が決まった。


 その証左ともいえる作品だ。


 まず、アインシュタインの理論があり、それを裏付けるための実証があって、初めて、論が論として一般化するという事をこの本は丁寧に教えてくれる。


 これは名著だと思う。


 ただ、裾野を・・・・・・、というか、間口を広くするために、極力数式を使わないという方針が徒になってしまっているのが残念。


 各数式は、どこからやってきたのかがサッパリ分からず、唐突に感じてしまうときがあるからだ。

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