島田荘司「漱石と倫敦ミイラ殺人事件」

 読み終えた本について。


 島田荘司の80年代の作品。


 数少ない非御手洗潔シリーズ。


 そんなこと無いか。


 彼の作品にしてはライトな作品というか、読み方によってはコメディタッチとも取れるような作品。


 シャーロック・ホームズ好きの推理作家にとって百人が百人取り組んでみたい61番目の作品作りを行ったモノの。


 題名からも分かるとおり、ホームズが活躍した時代に倫敦にいたとある日本人とホームズが邂逅したという話。


 ホームズの、その人から見た印象とワトソンの話がまるで違うというのは「さもありなん」なんだけど、前書きにヒントが隠されていて、それを踏まえて読んで行ってると、最後の最後で、ストンと腑に落ちる構成が見事。


 肩の力を抜いて楽しく読める作品だと思う。


 そもそも、2人の作家の作品を模倣したような構成が非常にレベルが高くてビックリした。


 交互に、その人とコナン・ドイルの翻訳作品のような文章が出てくる。

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