今日は読んだ本について。
毎日新聞の科学記事専門の記者によるSTAP細胞事件がまだまだ騒がれていた時期にいち早く纏められたルポタージュ。
当時、連日取材し報道していた新聞記者が、ホットな状態の情報を纏めあげたモノ。
科学に精通した新聞社の専門部署の記者が書いた物なので、ちゃんと科学物の読み物として読める。ここがこの本の一番のポイント。
で、この本の特徴は、単に世界を震撼させた不正を描くだけではない。むしろ、何が起きたのか、その責任の意所在はどこにあるのかをある程度追っかけた内容だ。
なので、騒動の中心となった研究者である小保方晴子だけの責任でなく、共同研究者、理研、大学、政府、出版社、種々様々にそれぞれ責任がある事が指摘されている。
ただ、自らの責任については、指摘はするモノの最後は濁したところがある。
広島ブログ
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