似鳥鶏「パティシエの秘密推理 お召し上がりは容疑者から」

 今日も読み終えた本について。


 最近好きでずっと読んでいる似鳥鶏の単独作品。


 カフェを切り盛りする兄弟の話。弟が元警察官だけど、色々あって動けないために兄が代わりに動いて弟が安楽椅子探偵となっている。


 4作の連作短編でそのどれもが苦い後味となる様な話だ。


 似鳥鶏の作品のいつもの主人公のようにひたすら危険な目に遭ったりしてないが、深い心の闇を抱えた弟君のキャラクターが良い。


 そして最終的な結論が気に入った。探偵と犯人の一致した認識。


 「許さなくて良い」


 本格推理の弱点を物の見事にさらけ出した作品であるモノの、それを補って余り有る「苦味」が楽しみとなっている。

広島ブログ

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント