読み終えた本について。 科学者の伝記。 とはいえ、ただの伝記ではない。彼の業績のについて深掘りしている。 ということは、オッペンハイマーであるので、深掘りされているのは、原子爆弾の開発について。19世紀末辺りの話から始めて、原子爆弾が開発させるまでの概説本にもなっている。 当然、中心になるのはオッペンハイマーがボスを勤めた「マンハッタン計画」だ。 そして、この本の特徴は「なぜ彼がボスに選ばれたか?そして、その適正とは?」という、この二点について、ボスの座に至るまでの過程を、彼のたくさんある業績を「その」趣旨でピックアップしたり、科学者として成長していく姿を「その」観点で紹介してくスタイルだ。 1つ注目したのは、彼の原爆に対する考え方(通常では使えない兵器)によって、第二次世界大戦後、成功してはいないのだけれども、大国の核開発競争にたいして、核兵器の管理を訴えたことがラスト手前のエピソードで語られている。この辺りはボーアやアインシュタインと同じような気持ちだったのかもしれないが、彼は彼なりに「産みの親」としての責任を全うしようとしたのだと思う(科学者的にではあるが・・・・・・)。 広島ブログ |
<< 前記事(2019/02/04) | ブログのトップへ | 後記事(2019/02/05) >> |
タイトル (本文) | ブログ名/日時 |
---|
内 容 | ニックネーム/日時 |
---|
<< 前記事(2019/02/04) | ブログのトップへ | 後記事(2019/02/05) >> |