昨年の11月から小学館が創立85周年という事で、新しい日本史の通史叢書を刊行し始めた。小学館は20年くらい前にも叢書を刊行しているので、今回は20年のスパンでの新通史の刊行ということになる。これはその第1巻だ。
で、時代は旧石器時代から、縄文、弥生を経て古墳時代までだ。
このシリーズ若い研究者に最新の学説をふまえたモノを書かせていて、この感でもそれは十分に行き届いている。
で、あまりにも長いスパンを担当する巻で、この手のシリーズでは珍しいと思う。通常古墳時代は別の巻にするからだ。
しかしながら同じ巻にしたということで、考古学を中心に唯物史観でモノに歴史を語らせるという手法を取っている。それを古墳時代まで徹底させて、文献史学が登場しない巻となっている。
後特徴的なのは、それぞれの時fだいの話の所で、日本列島を北から南まで網羅的に紹介することだ。必ず漏らさずに紹介する。そんな内容だ。
上記の2点が徹底されているので、統一感があり非常に読みやすかったね。
後、この本の始まりが人類史の始まりから始まるのが良かった。アフリカから話を始めて、日本列島に人類が到達する様子が描かれていた。通常なら、人類が到着した時点から話がスタートするのだが、その前から丁寧に書かれていたのは好感が持てたね。
とにかく個性的な、第1巻で、この全集、こういったモノで貫かれていたら非常に面白いのだけどね・・・・・・。
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