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zoom RSS 逢坂剛「カディスの赤い星」

<<   作成日時 : 2018/04/16 18:43   >>

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 一昨日読み終えた本について。


 正月に大量に買った中古本を順次読んでいっているのだけど、今回は逢坂剛。


 逢坂剛を冒険小説作家と捉えている人にとっては代表作。この書き方の理由はこの作品と並んで人気の高い「百舌の叫ぶ夜」が数年前に連続ドラマになって結構人気になったために、一般的知名度が上がってしまったので、相対的に直木賞受賞作ではあるのだけれども、どうしても低く見積もらざるを得ないという事だ。


 さて、この作品は逢坂剛が作家としてデビューするきっかけとなった作品というのは有名な話だ。原稿用紙1200枚の大作を書いたは良いが、いきなりこんな大作を出版社に持ち込んでも読んでもらえないだろうから、デビューして読んでもらえるようになるまで頑張ってみようという事で、その事を実行したという事だそうだ。


 デビューから6年目、著者の作品としては8作目に当たる。因みに、先に比較に持ち出した「百舌の叫ぶ夜」は7作目に当たる。


 まぁ、それは良いとして、8作目までしっかり一歩ずつ階段を上った結果ではあるのだけれども、日本にはこの作品のような、狭い日本を飛び出した壮大な語り口の冒険小説が読まれる土壌がなかった。だけど、著者をはじめとして同じような作品を書く人たちが着実にヒット作を作っていき、分かりやすい言葉でいうとブームを作っていった。正確には読まれる土壌を作っていった。で、著者も昔指摘していたが、1984年にこのジャンルを牽引する船戸与一の「山猫の夏」がヒットしたことが出版に向けての画期となった。


 そして、この作品が1980年代後半の冒険小説ブームの頂点となった。


 そんな作品だ。


 因みに、主な舞台はフランコ政権末期のスペインという時代なので、出版された当時でも過去の時代となっていたが、それでもその時代差がなくなったかのような内容となっている。

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